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浦安市市街地液状化対策事業東野三丁目地区市街地液状化対策工事

施工概要

工事名:浦安市市街地液状化対策事業東野三丁目地区市街地液状化対策工事
発注者:浦安市
施工者:竹中土木・前田建設工業市街地液状化対策事業特定設計施工共同企業体
工 期:2016年12月~2019年8月
工事場所:浦安市東野三丁目地先
対象宅地:33宅地
工事内容:市街地液状化対策
施工数量:
スマートコラム工法   ¢ 1, 000mm  N =96
エコタイト工法 円形   ¢ 1, 500mm  N =639
短形   1,200×3,600  N = 58
矩形揺動 1,000×3,600  N=41本

スマートコラム工法

図-1 改良計画平面図
施工断面図

 本工法は、狭陸地においてTOFT工法®の改良体を構築することに主眼を置き開発された、小型機械撹拌式地盤改良機である。従来のTOFT工法®では、施工機械の大きさから狭小地対応が困難であり、また小型を特徴とする従来の宅地用改良機でも、機械の性能面でTOFT施工に要求される壁状改良体構築には適していなかった。そこで、 TOFT工法®の効果を確保するために、小型でも従来大型機と同等の改良体性能(改良径、改良壁の一体化)を確保する「スマートコラム工法」を開発・実用化した。
 その特徴として、TOFT工法®の設計上必要な有効壁厚を確保するために、油圧モータの回転ートルク特性を最適化し、改良径¢ 1, 000mmを実現した。また改良壁の一体化に対しては、ラップ精度確保を目的に改良体の鉛直性を高める機能(特殊スタビライザーによる剛性補強)や掘削の軌跡管理システムを装備している。以上により、TOFT工法®の設計要求性能を満足する高剛性な格子状地盤改良体の造成を可能とした(写真-1)。

写真-1 スマートコラム工法による施工状況